尾形光琳の燕子花屏風-寿ぎの江戸絵画-

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
尾形光琳(1658-1716)の筆になる国宝「燕子花図屏風」は、爛漫と咲き誇るカキツバタの群生を描いた草花図です。このたびの「燕子花図屏風」の展示は、三章構成でお楽しみいただきます。 第一章に並ぶ作品が題材にするのは、平安時代以来の公家風俗や王朝文学です。つづく第二章では、「燕子花図屏風」を中心に、草花を描いた作品を集めます。そして第三章は、祇園祭沸く京の都や、社寺参詣や物見遊山の人々でにぎわう各地の名所を描いた作品です。 当館が所蔵する洛外図屏風や名所風俗図屏風をまとめて紹介するはじめての機会ともなります。

はじまりのかたち ― 素描―展

ARTLOGUE 編集部2019/02/13(水) - 02:48 に投稿
この度、MOU尾道市立大学美術館において、『はじまりのかたち―素描―展』を開催いたします。今回は特別編として、造形作家やデザイナーとして活躍する教員の素描を、学生の作品と合わせて広く展示します。また、石膏や写生デッサン、下図といった従来の素描展での展示内容に加え、準備段階のスケッチや構想メモ、アイディアノートや写真によるメモ、作業途中の修正指示をも幅広く「素描」ととらえなおして提示します。 造形面だけでなく認知や思考における「素描」の機能を、あらためて視覚的に振り返るという新たな試みをぜひご覧ください。

これぞ黄金の国・日本<br>金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―

ARTLOGUE 編集部2019/02/08(金) - 02:38 に投稿
本展は、「日本美術の花」といえる金屏風によって展示室を埋め尽くす、豪華絢爛な特別展です。過去には、屏風をテーマにした、あるいは金屏風と蒔絵などの工芸品を併せた展覧会は各所で開催されてきましたが、金屏風だけで構成する企画は初の試みといえるでしょう。 桃山寺代から昭和初期にいたる、狩野派・長谷川派・琳派などの作品約30点が揃います。