公募展 第23回松伯美術館花鳥画展

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:49 に投稿
松伯美術館では開館(平成6年)以来、毎年、公募展を開催しており、平成26年度までは「松伯美術館 花鳥画展」として花鳥画をテーマに公募してきました。 平成27年度からは、ジャンルを限らず広く日本画を対象とした「松伯日本画展」と隔年で交互に開催することとしており、平成30年度は23回目となる「花鳥画展」を開催します。 作品の一般公募を昨年9月から開始し1月10日に締切り、この間全国から86点の応募がありました。

四条派への道 呉春を中心として

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:48 に投稿
「四条派」とは呉春を祖とし、呉春やその門弟たちが京都四条通り周辺に居住していたことから、名付けられた画派の名称です。明治以降、近代になっても四条派に属する日本画家たちが活躍を続けたことから、その名は良く知られるところとなりました。京都で育まれて発展した四条派ですが、長い年月を経て、現在では多岐に渡る画風や内容を示すものとなっています。 このたびの展示では、まず呉春の作品を中心に紹介いたします。呉春は幅広い画技を持ち、生涯に何度か画風を変えました。与謝野蕪村に学び、模倣することで始まったその画業が、摂津国池田に居住して独自の発展を遂げ、さらに京都に戻って円山応挙の影響のもと、新たな境地に達する変選を辿ります。 次に、同時期の円山応挙の弟子、源琦、山口素絢、吉村孝敬の作品を取り上げ、呉春との違いを見ていきます。さらに卓越した呉春の三人の弟子、松村景文、岡本豊彦、柴田義董の作品により、四条派が発展していく兆しを、最後に西山芳園、上田公長ら大阪で活躍した絵師を紹介して、京都に止まらなかった四条派の影響の広がりを検証します。 ※会期中、一部展示替があります 【前期】4月6日(土)~4月23日(火) 【後期】4月25日(木)~5月12日(日)

特別展「子ども/おもちゃの博覧会」

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:47 に投稿
日本の社会は、明治の海外からの技術や知識の伝来や、国家による軍隊や学校などの制度の施行、昭和の第二次世界大戦の敗戦などによって大きな変化をこうむり、その時々の子どものありようや人びとの子ども観に影響を与えました。本展では、江戸時代から戦後のさまざまな玩具をつうじ、子どもや子どもをめぐる社会の変遷とその意味を探ります。 ※会期中、資料保護のため一部展示替えを行います。

写真の起源 英国

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
日本における写真文化のセンター的役割を担う東京都写真美術館では、毎春、初期写真に焦点を当てる展示を行っており、2019年は「写真の起源 英国」展を開催します。 写真の発明に関する研究は18世紀末から始まり、1839年に最初の技術が発表されることで写真の文化が幕を開けます。英国ではヴィクトリア文化に根ざす貴族社会において、研究が発展し、広く文化として波及します。幕末~明治の日本人たちが憧れた英国の写真文化とその歴史の広がりをご自身の目でお確かめください。

志賀理江子 ヒューマン・スプリング

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
2006年、作家は展覧会参加のため初めて東北を訪れました。その後2008年から宮城県に移住し、土地に暮らす人々と出会いながら作品を制作する生活のなかで、長く厳しい冬を打ち破るよ うな東北の春に惹かれていきます。変わりゆく季節から溢れ出る強烈な生のエネルギーが、同時に死を抱え込んでいることに共感した作家は、人間があらゆる位相でさまざまなイメージを求め続ける理由の源をそこに見出し、追い、また、それらが社会にどう繋がれているのかを知ろうとしました。 2011年3月の東日本大震災で、多くの人々の命が一瞬で奪われることを目前にした作家の壮絶な体験は、深く心に刻まれました。時空の裂け目に飛び込むような写真表現は、自らの衝迫と重なるものと言えるでしょう。 本展覧会では、現在を生きる私達の心身の衝動と反動などに焦点をあて、日本各地の様々な年代、職業の人々とともに協働し制作した新作を、等身大を超えるスケールの写真インスタレー ションで構成します。平成が終わる大きな節目の春に精神の極限を見つめ、現代の社会と個人、自然と人類の関わりを編みなおし、生の解放される場となれば幸いです。

六古窯 ― 〈和〉のやきもの

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
素朴ながらも豪快で力強さを備える中世のやきもの。中世から現代にまでつづく瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前のやきものは六古窯(ろくこよう)と称され、日本的なやきものとして親しまれてきました。 これら中世のやきものは、当時の人々の生活の必需品でしたが、後に茶の湯のうつわとしても注目されます。また唐物など舶来の文物に影響を受けながらも、各地で独自のスタイルを生みだしました。 同展では青銅器、中国陶磁といった唐物などもあわせて展観しながら、中世のやきものの魅力が紹介されます。