絵画展...なのか?

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:32 に投稿
「絵画」ってなに?そう聞かれたとき、どう答えればよいでしょうか。 本展ではそのナゾを探るべく、「絵画とそうでないものの境目」がどこにあるのかを探りながら制作する3人のアーティストを紹介します。 1.「自分は画家ではない」といいながら、最近は絵具で水面を描いている人。 2.木の彫刻に絵具で色を塗った作品を「絵画を究めた結果」として発表している人。 3.他者を巻きこみながら意外な場所に描いたりすることで「絵画の場」をひろげようとする人。 いずれも、なんとなくイメージする「絵画」とは少し異なった方法で作品に取り組んでいるようです。 これらは本当に「絵画なのか?」絵画ではなかったら、一体何なのか?フシギな作品を楽しみながら、あなたの答えをさがす展覧会です。 出品アーティスト 山本修司(やまもと しゅうじ)/原田要(はらだ かなめ)/中島麦(なかじま むぎ)

琳派と雛

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:32 に投稿
琳派と雛のコラボレーション。17世紀、本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳・乾山などを中心に京都で発展した琳派は、19世紀になると江戸の酒井抱一らが、その作風を継承していきました。また18世紀に入って雛飾りが盛んになると、雛の文化は、享保雛、次郎左衛門雛、江戸オリジナルの古今雛など、様々な姿の雛人形を生み出してきました。いずれも京都で誕生発展し、やがて江戸にもたらされた、雅あるいは粋と称される華やかな芸術・文化といえます。 ①京の琳派と雛 ②江戸の琳派と雛  ③近代以降の琳派と雛 という展示構成で、所蔵の琳派作品を雛人形と同時に展示致します。同一空間の中、お互いがどのように響きあうか、ぜひご期待下さい。 会期中、国の重要文化財「遠山邸」の大広間では、豪華な雛壇飾りもご覧いただけます。 展覧会関連イベント ①記念講演会「遠山記念館の琳派作品」   日時  2月24日(日) 午後1時30分~  講師  鈴木廣之(当館館長) 参加費 300円(別途入館料) ※お申込みは下記の電話またはメールから。 電話049-297-0007 メールtkkk@e-kinenkan.com ②「琳派と雛」展ガイドツアー    ・2月23日(土) 「琳派の日」  ・3月2日(土) 「雛の日」   いずれも午後1時30分~ ※申し込み不要 所要時間約90分 

ARTISTSʼ FAIR KYOTO2019:BLOWBALL

ARTLOGUE 編集部2019/02/19(火) - 16:29 に投稿

京都府とARTISTS' FAIR KYOTO実行委員会は、「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2019」のサテライトイベントとして、若手アーティストの活躍の場を拡げる「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2019:BLOWBALL」 を開催します。

京都府内の飲食店、ホテルといった身近な場をアートの展示会場とし、各会場と若手アーティストがコラボレーションして作品の展示・販売を行います。

会場は、スプリングバレーブルワリー京都やKYOTO ART HOSTEL kumagusuku、ワコールスタディホール京都、下鴨茶寮などの飲食店やホテル、オフィス。さらに、2019年春にオープン予定の宿泊型ミュージアムBnA Alter Museumでは、制作中の宿泊アート空間をはじめ施設全体を特別公開する、「ナイトミュージアムツアー」を開催します。

お食事を楽しむ方から宿泊する方まで、多彩な層へアートとのコンタクトを促し、買うアートの根付きを実験的に試みます。
いつもと違ったアートとの出会いを早春の京都でお楽しみ下さい。

 

ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ

ARTLOGUE 編集部2019/02/16(土) - 02:32 に投稿
ジョゼフ・コーネル(1903-1972)は「箱」の作品で最もよく知られていますが、多彩なコラージュを手がけるとともに、映画の仕事も評価されています。 本展では、箱、コラージュ作品約50点を展示するほか、上映機会の少ない映像作品もご紹介します。また、コーネルがデザインした雑誌等の印刷物、日記や手紙をはじめとした資料も合わせて展示することで、作家の仕事を貫く精神を見つめ、制作に向かう姿勢や人物像にも迫ります。

ストライプインターナショナル石川康晴。岡山のパトロンが描く「瀬戸内アートリージョン」とは。アートと地域とビジネスの関係性 | ARTS ECONOMICS 06

鈴木 大輔2019/02/15(金) - 16:52 に投稿

連載「ARTS ECONOMICS(アーツエコノミクス)」はARTLOGUEが提唱する文化芸術を中心とした新しい経済圏である ARTS ECONOMICS の担い手や、支援者などの活動を紹介する企画です。
アーティストや文化芸術従事者のみならず、ビジネスパーソン、政治家など幅広く紹介し、様々に展開されている ARTS ECONOMICS 活動を点ではなく面として見せることでムーブメントを創出します。
 

 ARTS ECONOMICS バックナンバー 

第一回 アートは ”人間のあたりまえの営み” マネックス 松本大が語るアートの価値とは…

第二回 リーディング美術館の提言をしたのは私だ。参議院議員 二之湯武史の描くビジョンとは

第三回 生粋のアートラバー議員 上田光夫の進める街づくり、国づくりとは

茶の湯の美術

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:49 に投稿
茶を飲む風習は、奈良・平安時代に中国から日本に伝えられ、鎌倉時代には禅宗とともに抹茶の喫茶法がもたらされます。喫茶は禅寺における生活規範として位置づけられ、社交の道具として武家の家にも広まります。 室町時代には、権力者たちが唐物を飾り立てた豪華な空間で喫茶を楽しみました。その一方で室町時代後期頃より、禅を礎にして精神性を重んじた柁び茶が生まれ、深められていきました。 桃山から江戸時代にかけては、時代を先導する多彩な茶人たちが輩出されます。茶人たちは、自らの茶風に合う道具を選び取り、新しい道具の創出にも関わりました。こうして喫茶の風習は、多様な分野の美意識を結集した独自の文化、茶の湯となったのです。 近代には、多くの財界人たちが茶の湯に親しみ、著名な茶道具を蒐集するとともに、茶席に新たな種類の美術品を飾りました。1946年より蒐集を始めた大和文華館の所蔵する名品の多くは、茶席で尊ばれたものです。館蔵の絵画・書蹟・工芸を通して、美術品の鑑賞、創造と深く結びついた奥深い茶の湯の世界へと誘います。