北欧の小さな宝石箱・エストニア―エストニアの古伝を紡ぐ カルヨ・ポル作品を中心に―

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:45 に投稿
エストニア共和国独立100周年と、佐久市とエストニア共和国サク市との友好交流10周年を記念し、エストニアの代表的な美術家であるカルヨ・ポル(Kaljo Põllu,1934-2010)の作品を中心に、エストニアの芸術・文化を紹介します。

多摩美術大学博士課程展2019

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
2001年度に開設された多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程は、本年度第16期の学位取得者を出すことになりました。本課程は、美術・デザインにおける創作と理論の両面において高度の素質を備えた人材の養成を目的としています。院生たちは絵画・彫刻ほか、それぞれの研究分野に取り組むとともに、相互の討議を通じて幅広い視野を養ってきました。その研鑽の成果を問うべく第16回博士課程展を開催します。

なぞなぞ絵解き 判じ絵展

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
判じ絵は、江戸時代の庶民に幅広く親しまれた、絵を読み解いて答えを導き出すなぞなぞです。浴衣や手ぬぐいの柄としてよく知られている「鎌〇ぬ(かまわぬ)」も、江戸時代前期から存在する判じ絵の一種といわれています。 判じ絵は、平安時代後期から行われていた「ことば遊び」の要素や、中世以降のさまざまな「なぞ」の要素などが組み合わさって形成されたと考えられています。その完成は江戸時代に入ってからとされ、特に幕末期以降多くの浮世絵絵師たちによって多種多様に描かれ、大いに流行しました。テーマとなるものは、絵暦、手紙、地名、動植物、台所用品、役者や力士の名前など多岐にわたります。 さて、実際に判じ絵を解いてみようとすると、画中には不可思議な図柄が描かれており、答えをすぐに導き出すのが難しい場合が多々あります。当時解読に挑戦した人々も、きっと大いに頭を悩ませたことでしょう。 しかし、「ああでもない、こうでもない」と、様々に推理を重ねながらイメージと言葉を結びつけて謎解きをしていく、その過程を楽しむことこそが、判じ絵の大きな魅力となっているのです。 本展覧会では、江戸時代の浮世絵師たちが描いた判じ絵を中心に、100点あまりを紹介します。江戸の庶民と知恵比べをしながら、奇想天外かつ愉快な判じ絵の世界をお楽しみください。

女・おんな・オンナ~浮世絵にみるおんなのくらし

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
浮世絵に描かれた女性というと、まず「美人画」を思い浮かべるのではないでしょうか。確かに、江戸時代、女性は鑑賞され、美しく描かれる対象でした。しかし、そうした彼女たちにも人生があり、生活がありました。この展覧会では、江戸時代に生きた女性たちの「くらし」の様相を、描かれたもの、記録されたものなどから探ります。公家・武家・農民・町人・商人・遊女など、多様な階層の女性たち。彼女たちが何を身にまとい、働き、学び、楽しみ、どのように家族をつくったのか。本展では10のテーマを設けて、美人画、着物、化粧道具、春画、教訓書、外国人の記録などから紹介します。

つむぐ ~ 養蚕機織図屏風と古九谷様式 ~

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
蚕を育て、繭から生糸を紡ぎ、機を織る様子が描かれている《養蚕機織図屏風》を展示します。 本屏風は狩野派の2代目・狩野元信(かのう もとのぶ)の筆と伝えられているものです。六曲一双屏風という大きな画面のなかで、養織作業の工程と背景の季節が、画面右から左へと進んでいきます。養蚕機織の画題は、農民の苦労を知るという意味で、帝王教育の一環として中国で耕作図と共に描かれたものです。日本にも、梁楷(りょうかい)筆「耕織図巻」が伝わっていたことが知られています。本屏風と対をなすと思われる《四季耕作図屏風》は現在アメリカにあるようです。 陶磁器は、常設の中国の陶磁器15点に加え、江戸時代に肥前(現在の佐賀県と長崎県)で作られた色絵作品(古九谷様式)を展示します。その他、アジアの彫刻8点、唐時代の俑2点、そして岡田茂吉作品などを展示します。 開催期間中(3/15~3/25限定!)お茶席をご用意させていただいております。 時間は11:00~15:00です。 お抹茶・お菓子付300円です。 場所は東京黎明アートルーム 2Fラウンジ

池田龍雄展

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
池田龍雄は特攻隊の生き残りとして戦後一貫してそのあまりにも理不尽な経験を背景に黙々と制作活動を今日まで続けている。声高に反戦は訴えないものの作家活動がすべて彼の制作活動を突き動かしているように思える。 本展では、作品展示とともに作家出演映画「アトリエでの作品制作過程をドキュメントした『The Painter』」と「ヨーロッパに禅を広めた禅僧弟子丸泰仙と道元の主著「正法眼蔵」を伝える『華開世界起』」の2作品の上映をいたします。 監督・制作:孝壽 聰 / 撮影・制作:ピエール・ブシュー 『The Painter』2014 出演:池田龍雄 『華開世界起』 2011 出演:哲学者:森本和夫 画家:池田龍雄 仏国禅道尼苑:禅僧 ユーグ・ナース 正法眼蔵仏語翻訳者:折茂洋子 仏語観照寺 禅僧:ジャンピエール・フォール 上映時間は、13時より『The Painter』15時より『華開世界起』を上映致します。