【展示絵本作品】 『うめぼしさん』 かんざわとしこ/文 ましませつこ/絵 (こぐま社) 『くるみのなかには』 たかおゆうこ/作・絵 (講談社) 『せかいいちのいちご』 林木林/作 庄野ナホコ/絵 (小さい書房) 『どんぐりと山猫』 宮沢賢治/文 高野玲子/絵 (偕成社) ※各、原画全点 うめ、くるみ、いちご、どんぐり。一粒から芽が出て、花が咲いて、実った魔法の物語の絵本4作品の原画展です。ひと粒の中に秘められた無限の可能性と力強さを味わって頂けます。 『うめぼしさん』は、うめの花がさいて、実がなって、うめぼしを作って“私”の食卓に上がるまでのお話です。歌うようなリズムの言葉にのせて、画家・ましませつこは女の子を主人公に、うめにも一粒づつ豊かな表情をつけて和紙を使って描いています。一年を通して楽しんで頂ける絵本です。 『くるみのなかには』は、くるみのなかは魔法の小箱。たかおゆうこが無限の想像を働かせて、くるみの中に宝物を描いてみせます。時にはお針箱を、時には幸せなおじいさんおばあさんの部屋、というように豊かな想像の世界が広がります。作品は、原画でしか見ることの出来ない繊細な仕掛けで描かれています。 『せかいいちのいちご』は、人気絵本作家・林木林と、動物の擬人化で独特の世界観を描き出す実力派イラストレーター・庄野ナホコがタッグを組んだ第2弾作品。「増えると減る」をテーマにした奥深い内容の寓話が、いちごとシロクマの明るく可愛らしいキャラクターの中にもシュールさを感じる絵で味わえます。 そして、宮沢賢治の代表作のひとつ『どんぐりと山猫』は、高野玲子が銅版画でユーモアたっぷりに描いているロングセラー作品です。
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上位美術館・ギャラリー
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展覧会
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