葛飾北斎(1760-1849)は、90歳で没するまでの約70年問にわたり、狂歌絵本、読本、絵手本、錦絵、肉筆面など様々な分野で活曜しました。その画業は、在世当時からヨーロッパに伝わり、特に「北斎漫画」は、ヨーロッパでジャポニスムがおこるきっかけとなったともいわれています。
天保2年(1831)頃より西村永寿堂から刊行された「富嶽三十六景」は、当時の富士信抑の盛行を背景に、斬新な構図や西洋から輪入された化学顔料べロ藍による鮮やかな発色で入気を博しました。「富嶽三十六景」の作品の中には、「北斎浸画」の人物ポーズや構図等を生かして描かれたと思われる箇所がいくつかみられます。本展では、その関連性を考察しつつ「富嶽三十六景」全46図を一挙公開します。
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