慶應義塾大学アート・センターでは2011年より毎年1回、現代美術の展示をおこなってきました。昨年からは新しいシリーズ「スタンティング・ポイント」を開始し、同時代を生きるアーティストの作品から、現代社会におけるアートの可能性を考えています。
2回目となる今回は、キューバ生まれの芸術家アナ・メンディエタ(1948-85)の写真作品を紹介します。メンディエタは自然に深く身を浸し、ときには一体となりながら制作しました。さまざまな方法で自然のなかに作り出された人型は、メンディエタ自身の身体の痕跡にほかなりません。大地に深く根ざす彼女の作品は、西洋物質文明の覆う現代社会への挑戦だとみることもできるでしょう。
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上位美術館・ギャラリー
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展覧会ジャンル
展覧会
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