2001年9月11日より「繋げること」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける野老朝雄氏は、2007年当館にて、美術館では初めてとなる個展を開催しました。
世界の分断を象徴するあの日から生まれた「繋げること」というテーマを、ぶれることなく一貫して根底に置きつつも、多彩な表現活動を続けてこられた野老氏。人の結びつきを表す絆という言葉がキーワードとなった大震災を受けた東北の地にも心をよせて来られました。
本展では藍染、漆などジャンルの垣根を越えてゲストクリエーターをお招きし、彼らとのコラボレーション作品も展示いたします。
野老氏の作品は、単純な幾何学の原理を用いており、定規やコンパスがあれば再現可能であることが特徴の一つとなっています。時代が大きく変わろうとしている今、野老作品を通じて、それでも変わらないもの、繋がっていくものに、思いを馳せて頂けましたら幸いです。今しか、ここでしか体感できない展覧会をご堪能ください。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
画像
展覧会ジャンル
展覧会
アクセス数
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定休日メモ
月曜日、火曜日(ただし、祝日の場合は開館し、翌火曜・水曜休館)
料金情報
一般 500円 / 大学生・高校生 300円 / 中学生以下 無料