能は、謡(うたい)と噺子(はやし)を伴奏に、演者が能面をつけて演じ、極めて簡素な所作で物語が展開されます。その歴史は平安時代に日本各地で発生した猿楽(さるがく)にさかのぼり、鎌倉時代に、より完成度の高い歌と舞の劇へと進化して、室町時代初期に足利義満の庇護のもと、観阿弥(かんあみ)、世阿弥(ぜあみ)父子によって大成されたといわれています。
生者と亡霊や精霊が語り合う深遠な世界観と様式美は、その後の日本美術の発展にさまざまな影響を与え、現代に伝わる伝統芸能として、2008年ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
本展覧会は、シテ方能楽師の梅若六郎玄祥師(1948~)が、2018年に曾祖父からの名跡を継ぐ四世梅若実襲名を機に企画されました。同師の全面的協力を得て、猿楽発祥の地のひとつ、丹波に祖を持ち、600年を超える芸能の系譜を伝える名門梅若六郎家の貴重な面や装束約80点を紹介します。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
画像
展覧会ジャンル
展覧会
アクセス数
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定休日メモ
月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)
料金情報
一般 800(600)円 / 大高生 500(400)円 / 中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
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