茶を飲む風習は、奈良・平安時代に中国から日本に伝えられ、鎌倉時代には禅宗とともに抹茶の喫茶法がもたらされます。喫茶は禅寺における生活規範として位置づけられ、社交の道具として武家の家にも広まります。
室町時代には、権力者たちが唐物を飾り立てた豪華な空間で喫茶を楽しみました。その一方で室町時代後期頃より、禅を礎にして精神性を重んじた柁び茶が生まれ、深められていきました。
桃山から江戸時代にかけては、時代を先導する多彩な茶人たちが輩出されます。茶人たちは、自らの茶風に合う道具を選び取り、新しい道具の創出にも関わりました。こうして喫茶の風習は、多様な分野の美意識を結集した独自の文化、茶の湯となったのです。
近代には、多くの財界人たちが茶の湯に親しみ、著名な茶道具を蒐集するとともに、茶席に新たな種類の美術品を飾りました。1946年より蒐集を始めた大和文華館の所蔵する名品の多くは、茶席で尊ばれたものです。館蔵の絵画・書蹟・工芸を通して、美術品の鑑賞、創造と深く結びついた奥深い茶の湯の世界へと誘います。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
展覧会ジャンル
展覧会
アクセス数
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定休日メモ
月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
料金情報
一般 620円 / 高校・大学生 410円 / 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障害者手帳」をお持ちの方と同伴者1名2割引
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障害者手帳」をお持ちの方と同伴者1名2割引