鑑賞だけでなく実践としても人々に愛され続ける水彩画は、明治時代に西洋画技法の一つとして移入され、学校教育に取り入れられて普及しました。絵手紙などは、一般にも広く親しまれています。すでに明治時代には専門雑誌『みづゑ』が刊行されて、画家たちの関心を集めており、その成果は多彩に花開きました。本展は当館のコレクションのなかから、J・M・W・ターナーやデイヴィッド・コックス、明治時代の教育者だった河野次郎のほか、五百城文哉、清水登之、小山田二郎、草間彌生などの多様な水彩による表現を、約150点で紹介します。 館蔵の清水登之コレクションのうち、水彩画作品全点(約40点)も一挙に公開します。 ※会期中の展示替えはありません。
【関連企画】
(1)ワークショップ「水彩絵の具と紙で遊ぶ」
講師:内田あぐり氏(日本画家、武蔵野美術大学教授)
日時:2月2日(土) 午後1時30分~4時
会場:栃木県立美術館 集会室
参加費:材料費500円 ※事前申込みが必要です(電話028-621-3566)。
先着20名(高校生以上)。
(2)桜通り散策―軍都から文化の街へ―第2弾
講師:佐藤信明氏(風待工房主宰)
日時:3月21日(木・祝) 午後2時~4時
集合場所:栃木県立美術館 集会室
参加費:保険代100円 ※事前申込みが必要です(電話028-621-3566)。
先着20名(高校生以上)。
※歩きやすい服装でご参加ください。
※少雨決行予定ですが、荒天の場合は屋内での解説に変更します。
(3)ギャラリー・トーク(担当学芸員による解説)
日時:1月12日(土) 午後3時30分~/2月23日(土)、3月9日(土) 午後2時~
集合場所:栃木県立美術館 企画展示室入口
※申込みは不要です。当日の企画展観覧券が必要です。いずれも30分程度。