渋沢敬三によって昭和の初期につくられたことば、「民具」。
それは、長い時を経て庶民の日常を支えた生活道具を指します。
必要に駆られ、知恵と工夫がそのままかたちになった道具。手から手へ引き継がれた無駄のないかたちは、自然と共存する日本のくらしの原風景を感じさせます。
その後、産業の構造が大きく変化し、次々と新しい素材が開発され、生産技術、流通が進化する中で道具も多種多様になりました。
その一方で、使い手としての生活者の立場に立ち、商品のあるべき原点を今一度見直そうと生まれた無印良品。
その佇まいは、現代の民具になり得ているでしょうか?
民具と無印良品双方の展示を通して、その問いの意味をみなさんとともに考えていく企画です。
上位美術館・ギャラリー
アクセス数
0
0
0