今年7月からルーヴル美術館ピラミッド内で特別展示が行われている(~2019.1.14迄)、高さ10m の黄金に輝く彫刻"Throne"の制作をはじめ、世界各地での大規模な個展の開催や展覧会への参加、禅寺でのアートパビリオンの設計とインスタレーションや、振付家ダミアン・ジャレとのプロジェクト"VESSEL"での舞台公演、ファッションブランドとのコラボレーションほか、様々なジャンルを横断し彫刻の概念を拡張し続ける作家、名和晃平。
2013年のギャラリーノマルでの開催以来、関西では5年振りとなる名和の個展を開催します。
様々な要素の集積から生まれる新たな視覚世界
京都市立芸術大学で彫刻を学び、以降多様な造形作品を生み出している名和ですが、デビュー当初より視覚から身体性や素材そのものが持つ特性を強く感じられる平面作品も数多く制作しています。
今展では、抽象的なイメージや素材を組み合わせる、あるいは重ね合わせることで立ち現れる新たな視覚体験に着目。立体と平面、双方のアプローチから新たな試みを行います。
・表面が様々なサイズの黒色炭化ケイ素粒子に覆われた、増殖をイメージさせる有機的なフォルムが特徴的な新シリーズとなる彫刻作品。
・膨大な数のドローイングからイメージを厳選、それらをデジタルレイヤーとして融合させ、深い奥行きのあるビジョンとして提示する新作版画シリーズ。
以上2タイプの新作を軸に、その世界観に通じる新作ドローイングなどを発表予定。作品の形態は違えど、そのいずれもがミクロとマクロの視点を往還する特異な視覚体験をもたらします。
常に留まることなく新たな表現を追求する名和晃平の新シリーズをご覧いただける今展に、ご注目ください。

courtesy of Gallery Nomart

courtesy of Gallery Nomart
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開催概要
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会 場:ギャラリーノマル
会 期:2018年11月10日(土)~12月8日(土)
時 間:13:00~19:00
休 廊:日曜日・祝日
■関連イベント
◯オープニング・パーティー
日 時:11月10日(土)18:00 -
料 金:無料
◯音楽Live "Black"
日 時:12月8日(土)open 19:00/start 19:30 -
料 金:adv ¥2,500/door ¥3,000
出 演:山路敦司(laptop)作曲家/音楽デザイナー/研究者
フローリアン・ヴァルター(sax)from Germany
.es[ドットエス:橋本孝之(sax)& sara(piano)]
後 援:ドイツ連邦共和国総領事館、大阪ドイツ文化センター
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