日韓コンテンポラリーアート交流展 ーヒト・モノ・コト 釜山から大川へー

ARTLOGUE 編集部2018/09/11(火) - 02:30 に投稿

今回の企画展は、福岡を拠点に国内外の作家とアート交流活動を展開しているアーティストグループ Studio NEXUS(スタジオ・ネクサス)の作家と釜山で活躍しているアートユニント集団及びGachi art グルーブの作家、総計22名の日韓現代美術作家による交流作品展です。
これらのアーティストグループは、今回のサプタイトルである「ヒト・モノ・コト」というコンセプトのもと木・紙・布・漆・土・セラミックなど生活の中に息づいてきた素材を用い、オブジェや絵画・立体・インスタレーション作品など自在な表現で制作活動を展開しています。
今回のアート交流展の場として大川を選んだ要因は、組子や家具などで代表されるように木工産業の町としての歴史があり「木」を生業とする人々の文化がそこに息づいているということがあげられます。さらに明治以降、多くの画家を庇護し、美術文化の発信拠点として文化的な役割を担ってきた清力美術館の存在も、日韓の作家が、この地を選択した要因と言えます。
この大川の地で、日本と韓国というそれぞれの文化の中で培ってきた美的感性を表現するアート交流展として開催し、企画展だけにとどまらない様々なコミユニケーションの場(ワークショップ、地域施設を活用した町並み美術館)を設定しています。幅広い意味での市民との交流も視野に入れた展覧会として来場者のみなさまに堪能していただければ幸いです。

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