シャガールとエコール・ド・パリの画家たち

ARTLOGUE 編集部2018/09/08(土) - 02:30 に投稿

華やかな色彩と、自身の人生の物語や故郷の風景を主題とした作品で知られ、いまなお世界的に愛好されている芸術家マルク・シャガール(1887-1985)。
シャガールがはじめて手がけたカラー・リトグラフによる版画集『「アラビアン・ナイト」からの四つの物語』(1946年〈1948年刊〉)は、「千夜一夜物語」の名前でも知られる中世イスラム世界で編まれた説話集の中から、シャガールが四つの物語を選び、印象的な場面を絵画化したものです。本展では、完成までに重ねられる段階のすべての試し刷りが添えられ、普及版には付されていない13番目の作品がそろった特装版を公開。シャガールのカラー・リトグラフの最高傑作として名高い絢爛たる色彩を誇る『ダフニスとクロエ』(1957-60年〈1961年刊〉)全42点とあわせて、新収蔵初公開いたします。
また、モーリス・ユトリロ(1883-1955)や藤田嗣治(1886-1968)らエコール・ド・パリの画家たちの作品のほか、モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)やパブロ・ピカソ(1881-1973)などパリで活躍した画家たちの作品もご紹介いたします。藤田嗣治の壁画《大地》(1934年)や、ジョアン・ミロ(1893-1983)のタペストリー《マングース》なども出品。見どころ満載の展覧会です。

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