創設45周年記念秋季特別展 初代館長 田中塊堂の書

ARTLOGUE 編集部2018/09/08(土) - 02:30 に投稿

わが国初の書道を専門分野とする日本書道美術館は、1973(昭和48)年11月4日、東京常盤台の地にオープンし、間もなく満45年となります。それを記念し、初代館長を務めた仮名書道の大家、田中塊堂(たなかかいどう)の作品の数々を館蔵品から展観します。
田中塊堂は、古写経、古筆研究に専心し、究め、更に、会場芸術としての大字仮名運動推進のひとりとして、大字による仮名作品で一世を風靡しました。しかし、一方で細字仮名を極め、日本藝術院賞受賞作は細字仮名による「平和」と題する作品で、この大作は日本藝術院に収蔵されています。
本展では、細字仮名、大字仮名、漢字、写経という多岐にわたる塊堂の活躍を一堂に展観します。作品群のボリュームに目を見張りつつ、長年の書道界の悲願でもあった書道を専門とする美術館と、審査を書家だけでなく、その他の芸術家とともに行い、更にそれを公開で行う「日本書道美術館展」の創設の大事業を成し遂げた偉業にも思いを寄せていただけると幸甚です。

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