designed by Wim Crouwel in cooperation with Helmut Schmid
本展はオランダのグラフィックデザイナー、ウィム・クロウエルの業績の全容を伝える日本初の展覧会です。クロウエル(1928年-)は、1952年に展覧会デザイナーとして出発しましたが、アムステルダム市立美術館のグラフィックデザイナー(1963-1984年)としての仕事が最も著名と言えるでしょう。また、実験的なコンピューター・アルファベット、切手、そしてカレンダーのデザインでも知られており、高く評価されています。1963年、多分野を総合的に扱う大手デザイン事務所、トータルデザインの共同設立者となりますが、同事務所はスイス・モダニズムとコーポレート・アイデンティティをオランダに広めることとなります。クロウエルは教育、執筆、そして講演活動も精力的に行いながら、グラフィックデザイナーとして、グリッドを活用した合理的かつシステマティックなデザインを推進していきました。デザイナーとは、広告よりむしろ客観的な姿勢を持ってインフォメーションデザインに取り組むべき、と主張する彼の見解は、新たなパラダイムの形成を後押しし、生き生きとしたデザインの風潮を生み出すことにも貢献しました。クロウエルの全業績を顧みると、理論と手法に前例のない次元の詩情と美学を統合させつつ、半世紀以上にわたって極めて一貫性のある作品づくりを実現し続けてきた証が浮かび上がってきます。
■概 要
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会期:2017年12月14日(木)- 2018年3月17日(土)
時間:11:00-19:00 ※土曜日と3月4日(日)は18:00まで
休館:日曜・祝日、12月28日(木)-1月4日(木)ただし3月4日(日)は特別開館、
入場無料
■ギャラリートーク
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日時: 2017年12月14日(木) 16:00-17:30
講師: カロリン・フラーゼンブルグ
(アムステルダム市立美術館/グラフィックデザイン部門キュレーター)
会場: 京都dddギャラリー
定員: 40名 入場無料 要予約
日時: 2018年3月3日(土) 16:00-17:30
講師: ヘルムート・シュミット
会場: 京都dddギャラリー
定員:40名 入場無料 要予約
※参加ご希望の方はギャラリーホームページよりお申込みください。
■特別講義
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日時: 2017年12月15日(金) 17:00-19:00
第一部
ウィム・クロウエル:オクタヴォとの4年間
講師: 佐藤淳(京都造形芸術大学 情報デザイン学科教授)
第二部
ウィム・クロウエル:アムステルダム市立美術館
グラフィックデザイン・コレクションにおける重要性
講師: カロリン・フラーゼンブルグ
(アムステルダム市立美術館/グラフィックデザイン部門キュレーター)
会場: 京都造形芸術大学 智勇館 1F BR11-12
入場無料、定員100 名、予約不要
ウィム・クロウエル グリッドに魅せられて フォトギャラリー
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