バルビゾン派

世界に誇る吉野石膏コレクション<br>印象派からその先へー

ARTLOGUE 編集部2019/01/31(木) - 02:34 に投稿

日本における西洋美術のコレクションは今から百年ほど前、第一次世界大戦が終了した1910 年代の末に始まります。松方幸次郎、大原孫三郎、福島繁太郎といった人々が、日本の西洋美術コレクションの中核となる作品を収集したのがこの時期です。その後も日本人の西洋美術に対する情熱は衰えず、数々の優れたコレクションが形成され、現在に至っています。

石膏建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社は、1970年代から本格的に絵画の収集を開始し、2008年には吉野石膏美術振興財団を設立。コレクションのさらなる拡充と調査研究を推進してきました。そうして形成された西洋近代美術のコレクションは、質量ともに日本における歴代のコレクションに勝るとも劣らぬ内容を誇っています。現在、その多くは創業の地、山形県の山形美術館に寄託され、市民に親しまれています。

シャルル=フランソワ・ドービニー展 ゴッホが愛した風景画家

ARTLOGUE 編集部2018/10/31(水) - 02:30 に投稿

シャルル=フランソワ・ドービニー(1817-78)は、当館の所蔵作品を代表するゴッホ「ドービニーの庭」に描かれた邸宅と庭の主であり、ゴッホが敬愛したバルビゾン派の風景画家です。実際にはバルビゾン村以外にもノルマンディー地方やオワ―ズ川の周辺を数多く描いており、ゴッホが最後を迎えたオーヴェール=シュル=オワーズを拠点に活動しました。

印象派の先駆者と言われ、船で旅をしながら描いたという穏やかな河辺の風景画で知られています。本展は、ドービニーの日本ではじめての本格的な個展で、国内外の所蔵のドービニー作品を中心に紹介します。

シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋

ARTLOGUE 編集部2018/10/16(火) - 02:30 に投稿
アトリエ舟「ボタン号」で旅をしながら、変化する自然の表情を見つめ、ありありと描き出すことで、印象派の源流となったドービニー。本展は、モネ、そしてゴッホにも敬愛されたその画業に迫る、国内初の回顧展です。