篆刻美術館
平成3年春に開館した日本で初めての篆刻(てんこく)専門の美術館です。旧城下町の石町通りに面して大正9年に建設された3階建て石倉を改修したものです。展示室も当時の雰囲気を残しています。篆刻は書道芸術のひとつで、700年ほど前に中国でおこりました。四書・五経や漢詩などから語句を選び篆書という古文字を用いて柔らかい石に刻んで紙に押したものを鑑賞するものです。館内には、古河出身の故生井子華の作品を中心に、篆刻にかかわる封泥や石印材を常設展示しております。また、本建物は国の登録有形文化財です。