黒壁三十號館 長浜アートセンター
黒壁の文化事業の中心施設として平成4年(1992)に開設された黒壁美術館は、醤油問屋の店舗兼住宅として使われていた江戸時代末期の商家を利用した施設で、「お座敷美術館」のコンセプトでく親しまれてきました。しかし、築後170年以上の経過による老朽化は避けられず、近年各地で多発する大規模地震を鑑み、耐震性能の脆弱性への対応は緊急を要する課題になっておりました。そこで黒壁地区に存在する鉄骨コンクリート造の旧ニシマサ郷土資料館内部を全面改装し、セキュリティ面の対策を十分に施したうえで、黒壁美術館が果たしてきた役割を継承する新たな文化施設として2013年7月に「長浜アートセンター」を開設する運びとなりました。