南砺市相倉民俗館
「アイノクラ」このことばのひびきは、深い山間の村里を連想する。倉の語源は岩壁に通 じる。その岩山を背景におく相倉集落では、昔ながらの自給自足農耕と家内手工業を生活の手段として、人びとは力を合わせ、助けあいながら生き続けてきた。 この民俗館には、村びとたちが長い年月をかけて使い古した民具類を展示する。文化遺産のこれら一つひとつから、当時の村や村びとのくらし方がわかるといえよう。また、食・灯・祝・祭などの視点からは、先人の知恵や苦労と、心を寄せ合ってきた人間の歴史を語りかけてくれているようでもある。 相倉民俗館は旧尾崎家の住宅そのままに民俗資料などを展示。相倉伝統産業館の旧中谷家住宅には和紙生産資料が展示してあります。