徳川ミュージアム
徳川ミュージアムは、水戸藩2代藩主徳川光圀公によって設けられた大日本史編さんの史局「彰考館」の事業を水戸徳川家から受け継いだ博物館です。この史局「彰考館」の由来は「彰往考来」“歴史を明らかにして未来を開く”という論語の言葉で、この精神は水戸徳川家が受け継いだ水戸学の精神といえます。明暦3年(1657)2月、まだ世子であった光圀公によって江戸駒込邸内で大日本史編さん事業は始められました。寛文10年(1672)に史局は小石川に移り、彰考館と名付けられました。以来250年、江戸から水戸へ移りましたが、彰考館では修史編さんの大事業が続けられ、明治39年(1906)に完成した『大日本史』402巻が水戸徳川家より明治天皇に献上されました。その後