田原市博物館
田原市の歴史は古く縄文時代に遡り、伊勢神宮領、渥美古窯、戸田宗光の田原城築城までの歴史的な流れは、市内に所在する遺跡等にその痕跡を見ることができます。江戸時代においては、田原藩一万二千石の拠点となり、廃藩置県に至るまで渥美半島の中心となっていました。幕末の先覚者渡辺崋山は、田原藩の家老であり、その功績は歴史上、美術史上高い評価を受けています。そして、明治以降農業の振興を図ってきた本市も、東三河臨海工業地帯の造成以来、農工商の産業のバランスがとれた市へと歩みつづけています。このような歴史的環境のもと、田原市には重要文化財渡辺崋山関係資料、国指定史跡吉胡貝塚・大アラコ古窯跡・百々陶器窯跡、田原藩関係資料等、数多くの文化財及び史跡が存在し