中土佐町立美術館
新鮮な魚介類の並ぶ「大正町市場」、土佐の三大祭り「久礼八幡宮大祭」などで県内外に知られる四国・高知の小さな町・中土佐町ここには江戸後期の浮世絵をはじめ、近・現代の画家の作品約700点を収蔵する小さな美術館があります。1989年(平成元年)6月中土佐町矢井賀出身の実業家故・町田菊一氏の『絵画を通して町民の芸術文化の意識高揚に寄与できれば』との篤志により同氏のコレクションとともに白壁の土蔵造りの建物を町に寄贈されここに高知県初の本格的な公立美術館が誕生しました。収蔵作品の中には、日本洋画界の先駆者山本芳翠の滞欧作「洋美人」黒田清輝の羽子板絵「舞妓図」などの珍品とも言える貴重な作品や近代美術史に残る画家たちの秀作があり年4期に分けた企画展