村上家住宅
約400年前の建築当時の様式を伝える貴重な合掌造り家屋で、民俗資料なども展示しています。村上家屋内 五箇山地方の民家のうち、基本的な形式をもつ最も優れた建造物がこの「村上家住宅」です。この種の家屋を一般に「合掌造り」と呼んでいますが、その中でも最大規模の農家で、一重4階、切妻造り茅葺、戸口は妻入り、間口は35尺2寸、奥行は67尺5寸あります。合掌部分はカスガイなどの金物を一切使わず、縄とネソ木で結束、壁はすべて板壁、そのほか用材が太く、この地方の有力な生産農家の構えを備えています。 天正年間に建設されたと伝えられており、戦国時代の武家造りから書院造りに移行する過渡期の様子を示すなど、多くの古風、古式の遺構が残っているのは、全国にその