清津倉庫美術館
越後妻有里山現代美術館 [ キナーレ] の分館として、清津峡にオープンした美術館は、6 年前に廃校となった小学校の体育館を再生したミュージアムです。この美術館は、美術作品の倉庫であり、展示施設でもあります。「都市と地域の交換」をテーマに掲げた大地の芸術祭2015 では、3 つの廃校がリノベーションされました。この「清津倉庫美術館」は、都会を発表の場とする多くのアーティストたちが、高額で大型の作品保管場所に困っているという現実と、空家廃校が増え続ける越後妻有の、双方の「困った」を交換し、プラスに変換しようという試みです。芸術祭の年以外にも常時約200 の作品を鑑賞することのできる「大地の芸術祭の里」に、新しい拠点施設が誕生しました。