吹田市立博物館
〔基本構想〕 吹田市教育委員会では、昭和44年から埋蔵文化財の発掘調査を開始し、以後、民俗資料の収集も順次進めるとともに、市史編纂事業の終了を受けて、その関係史料も引き継ぎました。このような収蔵資料の増大によって、資料を良好な状態で保管し、調査研究して、広く市民に公開するための専用施設の建設が必要となってきました。 施設計画の策定にあたって、学識経験者などによる建設準備委員会が発足し、具体的な建築構想の検討を進め、以下の博物館建設基本構想が策定されました。1.建設場所自然環境が保たれ、周囲には歴史的景観が豊かにのこされ、市民が充分な歴史学習のできる場所に建設する。2.建築概要耐火・耐震構造をもち、文化財の保存施設として最適な構造をも