天来記念館は、生涯を書の研究に捧げた書道家比田井天来(ひだいてんらい)を顕彰するとともに書道発展に寄与するため、博物館法の登録による日本初の書道専門美術館として昭和50年に開館しました。白壁と鉄平石で装った重厚な土蔵風の建物は、書道の殿堂にふさわしい芸術的情緒を漂わせています。天来揮毫の作品や筆、落款といった関係資料をはじめ、小琴(しょうきん)夫人の作品や、金子鴎亭(おうてい)・手島右卿(ゆうけい)・桑原翠邦(すいほう)・比田井南谷(なんごく)など多くの天来門流書家の作品なども収蔵、展示しています。