高知県立坂本龍馬記念館
3代目館長に就任いたしました髙松です。初代・小椋館長は、大海に乗り出す船をイメージしてデザインされた記念館を、「龍馬への入り口」と位置づけて、今日の館の礎を築かれました。また、森・前館長は、熱い思いを迸らせながら「龍馬の殿堂」へと発展させてくださいました。そして、再来年には新館が姿を現し、郷土の歴史をテーマとした博覧会も始まろうとしています。「世の人は われをなにとも ゆはゞいへ わがなすことは われのみずしる」という有名な龍馬の言葉がありますが、いまの私は、「わがなすことは われさえもしらず」というのが正直なところです。記念館の4半世紀に及ぶ歩みに学び、一日も早く、己のなさんとすることを見出し、記念館という小さくはあるが数多の方々