建築ミュージアム/東京大学総合研究博物館小石川分館
総合研究博物館は、学内共同利用施設の一号機関として設置された総合研究資 料館の改組拡充により、1996年春に国内で最初の教育研究型ユニヴァーシティ・ ミュージアムとして誕生した。 本学には、明治10年の創学以来、総数にして600万点を超える各種学術標本が 蓄積されており、そのうち、当館に収蔵されている学術標本は、設置時当初の推 計240万点に、その後の収集・寄贈・寄託標本が加わり、現在では優に300万点を 超える数にまで達している。 当館が掲げる目標は、これら「学術標本=モノ」を機軸に、高度でオリジナリ ティに富む博物館活動を推進することにある。世界的水準の学術研究を各分野ごとに追究展開することはいうまでもないが、加えて、博物