葛飾区郷土と天文の博物館
古代以来「葛飾郡」の地にある郷土かつしかは、正倉院文書である「下総国葛飾郡大島郷戸籍」にも登場し、長い間農村地帯として発展してきました。しかし近代に入ると、関東大震災および第2次世界大戦を契機に急激な都市化の進行により、私たちの祖先の貴重な生活の証しである歴史遺産が日々失われつつあります。また一方では、太古から人類が抱き続けてきた宇宙への夢が実現されつつある現在、正確な宇宙観をはぐくむ科学教育が強く要請されています。葛飾区郷土と天文の博物館は、こうした郷土かつしかの自然と人間の歴史や、宇宙を身近なものとして体験する「場」とするために建設されました。当館は、かつしからしさのある地域文化の一層の発展と、未来のかつしかを創造する拠点となる