ギャルリももぐさ
名古屋市鳴海から民家を移築し、この度ギャルリももぐさを始めることにしました。消費社会から離れて、「もの」と人とのかかわりを新しい世紀に向かって考え直したいというのが開廊の動機です。着る・食べる・住むという生活の基本から見つめた美術・工芸の在り方を、企画展と常設で御紹介していきたいと考えております。芸術にしろ工芸にしろ、広義においてそれらは『道具』であり、作る側だけでなく使う側も今一度その存在の動機を確認する必要があると思います。そうすれば、作る側と使う側にもっと密接な感情のやりとりが生まれ、消費社会を問い直すきっかけができる筈です。 100年前の民家を展示場所に選んだのは、そういった密接な感情のやりとりにより具体的な場が必要だと感