致道博物館
1950(昭和25)年、旧庄内藩主酒井氏によって地方文化の向上発展に資することを目的に土地、建物および伝来の文化財などが寄附され、財団法人以文会が設立されました。1952(昭和27)年には博物館法の成立に伴って「財団法人 以文会立致道博物館」と改め、その後、1957(昭和32)年に「財団法人 致道博物館」と改称しました。「致道」の名称は江戸時代の庄内藩校「致道館」に由来したものです。 当館地内は鶴ヶ岡城の三の丸にあたり、古くは庄内藩の御用屋敷地で広壮な屋敷が建てられていました。現在は、幕末に建てられた藩主の隠居所である「御隠殿」とよばれる建物の一部が残っており、御隠殿の奥座敷からは国指定名勝の「酒井氏庭園」を望むことができます。