宇城市不知火美術館
宇城市不知火美術館は、1999年夏に落成・開館し、地元・不知火の地から輩出された世界的な芸術家らのコレクションで知られています。例えば、ブラジルのピカソと呼ばれ、世界で愛されるマナブ間部は、不知火からブラジルへ入植し、満足に絵を描く時間もないコーヒー農園にあって芸術への意欲を絶やさず、とても力強い抽象画を残しました。また、英米欧州で注目され「世界の写真家5人」にまで選ばれた河野浅八や、画期的な版画技法と現代的な叙情性でニューヨーク近代美術館や大英博物館にも作品が収蔵される野田哲也ほか多数の一流作家作品を、企画展と常設展にてご紹介しています。収蔵品以外にも、銀色のルーバーを多用した近代的な建築(設計・北川原温氏)も必見です。