安来市加納美術館
当館は、平成8年11月1日安来市を流れる飯梨川(いいなし)川の上流の布部(ふべ)に開館しました。 当館は、故加納 溥基 ( ひろき ) により郷里の発展を願って、生涯学習・文化活動の拠点となるよう設立されたものです。 設立の動機は、溥基の父であり、画家であった加納莞蕾(かんらい) の作品が、戸棚の奥から多数見つかったことに始まります。莞蕾は、油彩が本職で独立美術展の会友でありましたが、晩年は墨彩画や書を中心に活動していました。当館には、莞蕾の作品のほか郷土出身の彫刻家西田明史と細田育宏の作品も収蔵しております。 また、溥基の蒐集による備前焼の中から、国・岡山県より重要無形文化財として指定を受けられた方々の作品と、桃山時代の陶工たちの