南天子画廊は1960年、「瀧口修造展」を開廊記念展とし、京橋で創業いたしました。"南天子"の名前の由来は、創業者青木一夫の岳父西山保(廣田不孤斎と共に"壺中居"を創業)の俳号に拠るものです。「瀧口修造展」に続いて、「靉光展」「青い絵の展覧会」(松本竣介、三岸好太郎、加納光於、藤松博 ほか)など、前衛的な作家を取り上げ注目を集めました。また、60年代よりミロ、ジャコメッティ、カンディンスキーら外国作家をいち早く紹介すると共に、1974年には日本の画廊として初めてスイス・バーゼルの国際アートフェアに出店、さらにパリでFICAアートフェア、シカゴアートフェアなどに積極的に参加し、日本の当時の若手作家の紹介にも努めてまいりました。開廊以来、