岩立フォークテキスタイルミュージアム
岩立フォークテキスタイルミュージアムは、館長 岩立広子が長年収集した染織品を基礎に開設された、小さな美術館です。1965年の中南米に始まり、インドへの旅から本格的な収集が行われました。多彩な文化を持つインドの、名もなき民が生み出す「大地の布」の美しさに魅せられ、情報の全くない時代、「車窓から見た女性たちのスカートの柄に惹かれ、近くの染め場を訪ねる」 といった、手さぐりの出発でした。現地の人々や風土に触れ、暮らしの中にある染織品を収集し、およそ50年間、インドを中心に世界各地を訪れました。現在、インドの収集品が約4000点、その他の国が約4000点、計8000点余りの染織品を所蔵し、年3回の展覧会を企画、運営しています。手間暇を惜しま