ホンマタカシ

富安 隼久「Fuchs / TTP」

ARTLOGUE 編集部2018/12/03(月) - 15:34 に投稿

この度、日本人写真家である富安隼久(とみやすはやひさ)の写真展「Fuchs / TTP」を12月23日(日・祝)より POST(東京・恵比寿)にて開催します。富安隼久は現在ドイツ・ライプツィヒとスイス・チューリッヒを拠点として活動。本年、イギリスの出版社 MACK が主催する過去に写真集出版経験の無い作家の出版支援を目的とする「First Book Award」のグランプリ受賞に伴い、作品集『TTP』を刊行し、注目を集めました。今回会場では、『TTP』より抜粋した作品のスライドと共に、本作の前身かつ制作のきっかけでもある作品『Fuchs』を展覧します。

[gallery 4745]※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為は法律で禁止されています。
 

開催概要
----------------------------------------------------------
会    期:2018 年12月23日(日・祝)~2019年1月13日(日)
会    場:POST
時 間:12:00~20:00
休 館:月曜日
*12月30日(日)~1月4日(金):年末年始休業

ホンマタカシ「Fugaku 11/36 - Thirty six views of mount fuji」

ARTLOGUE 編集部2018/03/13(火) - 12:53 に投稿
"mount FUJI 6/36" ©2017 Takashi Homma Courtesy of TARO NASU

 

古くからその独特の形状で「霊峰」として信仰の対象であり、日本を象徴するかたちのひとつでもある富士山。
現存最古の富士図としてしられる平安時代の「聖徳太子絵伝」に始まり、葛飾北斎の連作版画「富嶽三十六景」など日本美術の歴史においても重要なモチーフとして特異な位置を占めてきた。

進行中のプロジェクトとして現在ホンマタカシは、北斎の「富嶽三十六景」を念頭におきながら、合計36点の富士図の制作を試みているという。今回はそのうちの11点の新作(モノクローム・カラーとも)を展示する。

ピンホールカメラで撮影されたホンマの富士は、撮影後、データ化され、ピンホール写真でありながらエディションを有するイメージとなり、ひとつの山がもつ複数の姿や多彩な表情を現出させるのである。