加賀藩二代藩主・前田利長以来の金属工芸のまち・高岡では、明治時代にはじまる工芸振興の大きなうねりのなかでわざが向上し、高い発信力をもちました。多くのすぐれた作家や職人、銅器商たちによって「高岡銅器」が発信され、国内外の博覧会などで多くの賞を受けました。
本展では、この威風にみちた時代における金工の名品が勢揃いします。高岡で生まれた名作を展示して地域の工芸史に光を当てつつ、国際的に活躍した同時代の金工家による仕事も紹介。「東京国立博物館所蔵品貸与促進事業」の一環として行われる本展の目玉は、高岡の名工が制作し1873年のウィーン万国博覧会にも出品された高さ約127cmの大作の里帰り展示です。
ダイナミックな人・もの・わざの交流と洗練の歴史を経て現在まで受け継がれてきた超絶技巧の世界を、お楽しみください。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
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展覧会ジャンル
展覧会
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