住所
長野県 松本市 深志3-2-1
エリア
awai art centerは2016年4月、長野県松本市にオープンするアートセンターです。
定期的に入れ替わる企画展を行うギャラリーを主軸に、喫茶や読書も楽むことのできる空間を備えています。(2016年4月現在)
多角的な視点からアートに触れることのできる場としてまちに'開いた'スペースです。
—awai【あわい/間】とは
awaiとは、【間】の古い読み方でその意味もこれと同じくしています。
この世界には、様々な人やもの、現象がそれぞれに間をとって存在しています。間は距離や在り方をもってそれらの関係をつくり出し、決定づけます。
これはよく考えれば当たり前のことで、普段意識せずとも何の問題もなく日々をすごすことができます。しかし逆に、ものごとの見方を少し変えると見えてくるものだともいえます。
このように視点を増やしたり視野を広げたり、また思考のバリエーションを増やしたりそれを許容したりするときに、awaiが扱う「アートの表現」が活きてきます。
awaiは主に、同時代(=リアルタイム)に起こっているアート表現をひらく場です。
一括りに「アート」というとき、これについてよく聞くのは「わからない」「難しい」などといった言葉です。しかしその表現ををひとつひとつ丁寧に紐解いていくと、先に述べたような【思考のスイッチを切り替える】ヒントをくれるものであることがわかってきます。私たちに様々な視座を与えることも、アートの役割だといえるでしょう。
また私の指す「同時代の表現」とは、今まさに起こっている、私たちと共生しているものであり、よって必然的に時代の気分をふんだんに含んでいることが多々あります。ですので、現在生きている私たちにとって、これに触れることはなかなか大切なものだと考えています。
そうはいっても、これが全ての人々にとって必要だとは言い切れず、強制できるものでもありません。
よって、そこやここに存在しているあらゆる要素たちと、偏らず「均質に」距離をはかり関係をつくる存在でありたいと思い、awaiという名をつけました。
松本市に拠点を置く理由
1. 自然環境とまちが良く
2. 現代美術の動きはまだ少なく
3. 様々な動きをつなぐハブになりうる地点である
まず松本市は、自然環境が良くすごしていて気持ちがいい場所です。
山間部のこのまちは市街地でも標高530m、冬は厳しいですが夏は高原気候。すごしやすく、空気もきれい。また水源が豊かで、市街地では湧水が出る場所がいくつもあります。
また、アートの表現を'普遍的な価値'があるものだと考えているためこの動きが始まっていない場所を拠点にしたいと決めていました。
松本市は観光都市である上に様々な文化活動が盛んに行われており、演劇・音楽・工芸(クラフト)に関する大規模なイベントは毎年催されています。市内外から多くの人々がそれに訪れ、各々にしっかり楽しんでいるように思います。しかし、美術(アート)に関しては同様とは言い難く、市内公立美術館で開催される展覧会に同時代の流れを感じるものは多くありません。(ただ、美術館の機能としてこれは大切なことではないので、否定的なわけではありません。)
さらに、2000年代に入って「地域×アート」の図式をもった活動が全国各地で盛んになり、様々な地方都市でも同時代の美術に触れる機会が増えています。規模が大きいものだと、大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ(新潟)、あいちトリエンナーレ(愛知)、横浜トリエンナーレ(神奈川)などが代表的です。また、水戸芸術館の現代美術センター(茨城)、金沢21世紀美術館(石川)、アーツ前橋(群馬)と、公立の美術館でも現代美術の動きが目立つまちが多数あります。
日本地図を思い浮かべてみてください。上記に挙げた全ての都市を、松本を起点にほぼ同じ距離で結ぶことができます(水戸は少し遠いですが・・)。よって、上記のようにすでに動いている地方との反復運動を生み出すハブにもなりうる可能性があると考えました。
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こんな想いもあって、松本市にawai art centerをつくることにしました。このまちの公立の館では実現が難しいような、共に同時代を生きる人から生まれたリアルな表現、肌を通して体内に訴えかけるような表現にいつでもアクセスできる環境をつくりたいと考えています。
awai art centerはコマーシャルギャラリーでも、公立美術館でもない場所です。様々な人が同じ地平に立って美術を楽しむことができるような場所にしたいと思っています。
定期的に入れ替わる企画展を行うギャラリーを主軸に、喫茶や読書も楽むことのできる空間を備えています。(2016年4月現在)
多角的な視点からアートに触れることのできる場としてまちに'開いた'スペースです。
—awai【あわい/間】とは
awaiとは、【間】の古い読み方でその意味もこれと同じくしています。
この世界には、様々な人やもの、現象がそれぞれに間をとって存在しています。間は距離や在り方をもってそれらの関係をつくり出し、決定づけます。
これはよく考えれば当たり前のことで、普段意識せずとも何の問題もなく日々をすごすことができます。しかし逆に、ものごとの見方を少し変えると見えてくるものだともいえます。
このように視点を増やしたり視野を広げたり、また思考のバリエーションを増やしたりそれを許容したりするときに、awaiが扱う「アートの表現」が活きてきます。
awaiは主に、同時代(=リアルタイム)に起こっているアート表現をひらく場です。
一括りに「アート」というとき、これについてよく聞くのは「わからない」「難しい」などといった言葉です。しかしその表現ををひとつひとつ丁寧に紐解いていくと、先に述べたような【思考のスイッチを切り替える】ヒントをくれるものであることがわかってきます。私たちに様々な視座を与えることも、アートの役割だといえるでしょう。
また私の指す「同時代の表現」とは、今まさに起こっている、私たちと共生しているものであり、よって必然的に時代の気分をふんだんに含んでいることが多々あります。ですので、現在生きている私たちにとって、これに触れることはなかなか大切なものだと考えています。
そうはいっても、これが全ての人々にとって必要だとは言い切れず、強制できるものでもありません。
よって、そこやここに存在しているあらゆる要素たちと、偏らず「均質に」距離をはかり関係をつくる存在でありたいと思い、awaiという名をつけました。
松本市に拠点を置く理由
1. 自然環境とまちが良く
2. 現代美術の動きはまだ少なく
3. 様々な動きをつなぐハブになりうる地点である
まず松本市は、自然環境が良くすごしていて気持ちがいい場所です。
山間部のこのまちは市街地でも標高530m、冬は厳しいですが夏は高原気候。すごしやすく、空気もきれい。また水源が豊かで、市街地では湧水が出る場所がいくつもあります。
また、アートの表現を'普遍的な価値'があるものだと考えているためこの動きが始まっていない場所を拠点にしたいと決めていました。
松本市は観光都市である上に様々な文化活動が盛んに行われており、演劇・音楽・工芸(クラフト)に関する大規模なイベントは毎年催されています。市内外から多くの人々がそれに訪れ、各々にしっかり楽しんでいるように思います。しかし、美術(アート)に関しては同様とは言い難く、市内公立美術館で開催される展覧会に同時代の流れを感じるものは多くありません。(ただ、美術館の機能としてこれは大切なことではないので、否定的なわけではありません。)
さらに、2000年代に入って「地域×アート」の図式をもった活動が全国各地で盛んになり、様々な地方都市でも同時代の美術に触れる機会が増えています。規模が大きいものだと、大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ(新潟)、あいちトリエンナーレ(愛知)、横浜トリエンナーレ(神奈川)などが代表的です。また、水戸芸術館の現代美術センター(茨城)、金沢21世紀美術館(石川)、アーツ前橋(群馬)と、公立の美術館でも現代美術の動きが目立つまちが多数あります。
日本地図を思い浮かべてみてください。上記に挙げた全ての都市を、松本を起点にほぼ同じ距離で結ぶことができます(水戸は少し遠いですが・・)。よって、上記のようにすでに動いている地方との反復運動を生み出すハブにもなりうる可能性があると考えました。
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こんな想いもあって、松本市にawai art centerをつくることにしました。このまちの公立の館では実現が難しいような、共に同時代を生きる人から生まれたリアルな表現、肌を通して体内に訴えかけるような表現にいつでもアクセスできる環境をつくりたいと考えています。
awai art centerはコマーシャルギャラリーでも、公立美術館でもない場所です。様々な人が同じ地平に立って美術を楽しむことができるような場所にしたいと思っています。
郵便番号
390-0815
アクセス数
0
0
0
緯度
36.22989159
経度
137.97168377