アラワシの詠(うた)

匿名 (未認証ユーザー)2018/11/21(水) - 10:04 に投稿

本展は、詩人吉増剛造の多様な創作スタイルと、企画展「涯テノ詩聲    詩人吉増剛造」に着想を得て構想しています。

「詩人」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょう。

文字を推敲して詩作をしたり、できた詩を朗読する人、でしょうか。従来の詩のイメージで吉増を見ると、活動の多様さと幅の広さに驚かされます。「全身詩人」とも評されるその多様な仕事は総じて「詩」であり、他にない存在感を放っています。いつのまにか「詩人」や「詩」というものの持つイメージは崩れ、なにかを表現することに「決まったかたちはない」ということに気付かされます。

では「詩」が詠まれるとき、そこではなにが起きているのでしょう。

隠されていた大切な「なにか」が顕わにされ、もしくは未知の価値がたち現わされているような、そんな感覚を覚えます。そしてそれらは愛おしまれるようにして、ここに詠い留められ、もしくは解き放たれ、私たちに届けられているようです。

本展では、吉増をはじめ、様々な手法でなにかをアラワし、詠うように留める7組の作家を紹介します。それぞれの「なにか」を味わいつつ、表現というものの多様さと、その力を感じていただければ幸いです。


[出展作家]
浅見俊哉、上田假奈代(釜ヶ崎芸術大学)、鈴木ヒラク、富塚純光、中村和暉、宮川隆、吉増剛造
 

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開催概要
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会    期:2018年11月10日(土)〜2019年1月20日(日)
会    場:はじまりの美術館
時 間:10:00~18:00
休 館:火曜日、12月31日~2019年1月4日休館
入 館 料:一般500円、65歳以上250円
*高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料

■関連イベント
◯ギャラリートーク    〜みんなで一緒に作品を味わおう!〜
美術館スタッフと一緒にみんなで「アラワシの詠」を巡ろう!誰かと一緒に作品を見ると、新しい気づきがあるかもしれません。大人も子どもも大歓迎です。
日    時:12月15日(土)、1月13日(日)いずれも13:00~14:00
料 金:無料(要観覧料)

◯連歌に挑戦!猪苗代兼載と詠のこころ
はじまりの美術館がある猪苗代で「うた」といえば、室町時代を代表する連歌師・猪苗代兼載がいます。研究者の戸田純子氏を迎え、兼載や連歌のことを紹介いただきながら、みんなで句をつくります。
日    時:11月25日(日)14:00〜15:30
講    師:戸田純子(元高校教員・猪苗代兼裁研究)
協    力:猪苗代の偉人を考える会    参加費:無料

◯冬の会津・親父二人語り
猪苗代在住の語り部・鈴木清孝氏と、会津かたりべ会の清野清作氏による民話語りを開催します。こ
の時期ならではの「会津の冬」にまつわる民話語りです。
日    時:1月14日(月・祝)14:00〜15:30
語り部:鈴木清孝(猪苗代民話の会)・清野清作(会津かたりべ会)  
料 金:無料(予約不要)

開催期間
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画像
「アラワシの詠(うた)」はじまりの美術館
展覧会ジャンル
展覧会
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