脇田和は、10代でドイツ・ベルリンに学びました。
帰国後、小磯良平や猪熊弦一郎らとともに新制作派協会を創立し、戦後はヴェネチアビエンナーレやピッツバーグ国際美術展などの国際展にも出展し、国内外で活動を続けていきました。
身の周りの日常に注がれる温かなまなざしはいつもかわらず、さまざまな素材や技法への好奇心や、色と色が織りなす滑らかなリズムと美しさへの追求を、筆を置くその日まで止めることはありませんでした。
本展では、脇田和が旧軽井沢に制作の居を移した1970年代から晩年までの作品を中心に、油彩、版画、ドローイングなど、約80点を展示し紹介していきます。
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