絵葉書アートで日常にエッセンス。想いを込めて大切な人に届けたい

nanchatic2018/03/29(木) - 12:54 に投稿
絵葉書アートで日常にエッセンス。想いを込めて大切な人に届けたい

小さな絵葉書一枚で、日常の風景を変えたり、自分の想いを相手に届けることができます。コーヒー1杯に満たない値段で小さなアートを買って、季節やその日の気分で取り替える。インテリアにアクセントを加える絵葉書アートのある暮らしはいかがでしょう。

 

絵葉書を通して「日常にアート」を

「日常にアート」をテーマに、東京の西荻を拠点として、全国のインディペンデントなアーティストを応援する活動を行っているのが、「ヨロコビto(ヨロコビト)」。アート作品を絵葉書にして販売し、ギャラリーでの企画展を通してアーティストの創作活動を支援しています。


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ヨロコビtoの代表の柏本郷司さんは、(株)リクルートでブランディングを統括するクリエイティブディレクターを務めていた方。アートディレクターとしても、「ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ」金賞、「ニューヨークADC賞」など数多くの国際的な受賞歴があります。2014年にリクルートを退社し、株式会社 ヨロコビtoを設立しました。

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ミヤギユカリ《ambrosia [目覚め]》

「フランスのパリに住まいの取材に訪れた際、多くの人がアートを個人のセンスの表現として家の中に取り入れていたんです。人の評価に関係なく、自分の見立てを信じてアートを購入していて、作家との距離感がとても近いことに、暮らしの感性の豊かさを感じました」と柏本さん。

「絵を買うのは敷居が高いと感じる人でも、作家の作品を絵葉書にすれば、気軽に購入してもらえる。それが少しでも作家の名前を憶えてもらうきっかけになれば」という気持ちからヨロコビtoを起ち上げたということです。

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ミヤギユカリ《黒猫》

新しい作家に会うために、時間を見つけては日本全国を旅している柏本さん。「絵を描く場所には、作家の個性や考え方が一番反映されていると思うので、できるだけ作家の創作現場に足を運んで絵を見たいんです」


絵葉書は自分を自然に表現できる手段

「メールでのコミュニケーションが一般的な時代になって、以前よりも意識して絵葉書を買う人が周りに増えてきたんです。絵葉書のコレクションの中から、その時に出す相手のことを思い浮かべながら、ぴったりの絵葉書を選ぶんです。とても素敵な行為だなと感心しました」と絵葉書に注目した理由を語ります。

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佐野洋平《花による表現》

絵葉書をインテリアとしてアートのある日常を楽しむほかに、自分の個性を伝えるコミュニケーション・ツールとして使っている方も多いとのこと。たしかにヨロコビtoの絵葉書は、どれもどこかに温かみを感じる作品。小さなサイズに作家の世界感が封じ込められている絵葉書を使えば、自分の想いを自然な形で相手に届けられる気がします。

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越後しの《あいをうたう》

 

カラー絵葉書と金の箔押し絵葉書

ヨロコビtoの絵葉書には、「オリジナル絵葉書」と「プレミアム絵葉書」の2つのラインナップがあります。「オリジナル絵葉書」には、スタンダードなフルカラーの絵葉書と、ドローイングを金の箔押しで再現した見た目もユニークなゴールドの絵葉書があります。

こちらがフルカラーの絵葉書、1枚216円 (税込)。


こちらは「オリジナル絵葉書」のゴールド絵葉書、1枚270円 (税込)。写真では金が反射してしまい、なかなか美しさを伝えきれないカードです。


「プレミアム絵葉書」は、重度知的障がい者が手作りした「手漉き紙」を使用したもの。一般の印刷機にかけられない3g以上の厚手の紙を、金の箔押し印刷と活版印刷で1枚1枚刷りあげたプレミアムな絵葉書です。中でも毎年一人の作家が十二支を描き下ろす【干支】シリーズは人気で、SOLD OUT している作品もあります。1枚432円 (税込)で、十二支セットもあります。

それぞれの干支の生まれ年の恋人や両親のお誕生日、祖父母の長寿の記念に、メッセージをそえて贈れば感動してもらえそう。


禅の言葉と蝦名龍郎さんの絵を組み合わせた「禅語の絵葉書セット」。6枚のカードを並べて額に入れると一枚の絵になるという構成です。

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「禅語の絵葉書(Tatuo Ebina)|6種セット」

 

ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw, 1856~1950)の名言と藤川孝之さんの絵を組み合わせた「Bernard Shawの言葉」。シンプルなお坊さん?のシェイプがクール。

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「Bernard Shawの言葉」

 

居心地のいいギャラリー&カフェ

JRの西荻窪駅から徒歩5分に、ヨロコビtoのギャラリー・カフェ・絵葉書ショップがあります。白を基調としたギャラリーでは、作家の企画展やワークショップを開催。併設のウッディな内装のカフェでは、こだわりコーヒーによくマッチする手作りスイーツも人気で、ついつい長居してしまいそうなリラックスできる空間です。

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季節ごとにフルーツが替わる「季節のフルーツタルト」は評判の美味しさ。カフェインな苦手な人にはホットレモネードがオススメ。


絵葉書や小さなサイズのアートは、日本の住まいには良い選択かもしれません。壁に余白を取ってカードをピン留めして、ミニマルな感性をさりげなく演出。テーブルやキッチン周りに季節ごとに絵葉書を飾れば、日常に手軽にアートのエッセンスを加えることができますね。

・ヨロコビto
http://yorocobito-g.com/

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