「マテリアライジング展III 情報と物質とそのあいだ」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部2015/07/01(水) - 00:00 に投稿
「マテリアライジング展III 情報と物質とそのあいだ」 CURATORS TV

「マテリアライジング展III 情報と物質とそのあいだ」のギャラリートーク

スピーカー

砂山太一

会場

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

会期

2015年5月16日~6月21日

展示について

「マテリアライジングⅢ 物質と情報とそのあいだ」は、近年高まりを見せているデジタルファブリケーションをめぐる美術、デザインの可能性を探る展覧会の第3弾です。これまで国内外の工学、建築、数学、生命科学、美術、プロダクトデザインの第一線の研究者が出品し、大きな反響を得てきました。今回は東京藝術大学大学美術館陳列館から京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA へと舞台を移して開催いたします。 近年、国内でもレーザーカッターや3D プリンタなどのデジタルファブリケーション技術が注目され、デザインツールのオンライン化、機材の汎用化とともに、普及のためのインフラストラクチャー整備と啓発活動が盛んに行われています。また、デジタルファブリケーションが社会に開かれる一方で、その技術体系にある革新性、すなわち数理情報から多産的・可変的に生成される「かたち」のありようや、その根源にある人間の創造的思考と進展するテクノロジーとの協働をめぐる探求は、都度テクノロジーやメディアと接しながらその意味を問うてきた芸術表現の世界でも、重要な関心を呼びつつあります。 本展は、このようなポストデジタルの時代と呼ばれる現在において、情報と物質の往還的思考がもたらす新たな表現と、その創作プロセスにあるテクノロジーと人間の批評的関係に焦点を当てます。 @KCUA では2011 年にこうした状況を紹介する「共創のかたち- デジタルファブリケーション時代の創造力」展を開催しましたが、本展はその現在進行形として、ポストデジタル時代における人間の創造性のゆくえを領域横断的な視座から多角的に考えます。 会   期:平成27 年5 月16 日 ~ 6 月21 日 会   場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA  京都市中京区押油小路町238-1 出展者: hclab. 木内俊克 + 砂山太一 + 永田康祐 重松あゆみ 城一裕 鈴木雄貴 舘知宏 谷口暁彦 田部井勝 dot architects × 水野大二郎 × Fablab 北加賀屋 中原浩大 久門剛史 加藤大直+佐々木崇人 松井茂+仲井朋子 山本悠 渡邉朋也 主   催:マテリアライジング展企画室 / 公立大学法人 京都市立芸術大学 企   画: 砂山太一(京都市立芸術大学美術学部特任講師) 森山貴之(横浜美術大学美術学部准教授) 助   成:芸術文化振興基金助成事業/公益財団法人朝日新聞文化財団 協   賛:i.materialise / 株式会社アプリクラフト/トロテック・レーザー・ジャパン株式会社 協   力:横浜美術大学、東京藝術大学、millegraph、株式会社ゆう建築設計 ポスター:Semitransparent Design

アーティストについて

02:21 中原浩大 美術家・彫刻家。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1996・97年、文化庁派遣在外研修員として米国ニューヨークに滞在。京都市立芸術大学美術科教授。 02:50 重松あゆみ 陶芸家。京都市立芸術大学大学院美術研究科陶磁器専攻修了。京都市立芸術大学工芸科教授。 07:37 hclab. 國廣純子、新井崇俊、市川創太を中心とする都市研究室。タウンマネージメント、都市解析、都市・建築設計などに携わりながら、デザインの下敷きに なりえる都市・建築の構造や潜在価値を探るために、評価・設計支援ソフトウェアを独自開発している。都市工学を現実のデザインにアプライすべく、 ユーティライズを行い、形の特性、空間情報と統計情報などとのブリッジを得意とする。ICC都市ソラリス展、杉浦康平・時間地図デジタイズプロジェクトなど。 09:31 久門剛史 1981年京都生まれ 京都在住。美術家。平成27年度京都市芸術文化特別奨励者。2007 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了。 11:00 城一裕 1977年福島生まれ。専門は音響学、インタラクションデザイン。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師。博士(芸術工学)。九州芸術工科大学大学院修了。日本アイ・ビー・エム(株)ソフトウェア開発研究所、東京大学先端科学技術研究センター、ニューカッスル大学Culture Lab、東京藝術大学芸術情報センターを経て現職。 13:32 舘知宏 科学者/折紙作家。2005年東京大学建築学科卒業,2010年同大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。現在,東京大学大学院総合文化研究科助教。JSTさきがけ研究員。RGSS共同主催。折紙の数理研究・計算に基づく設計手法の研究・システム開発を行う。 14:35 田部井勝 成安造形大学卒業後、プラスチック部品製造会社の金型設計に従事した後、2007年IAMAS(情報科学芸術大学院大学)修了。今日的なデジタル情報技術とその環境が人々に与える習慣や常識、世界の捉え方の変化を主題に、デジタルデバイス、アクチュエータなどを用いた作品の制作や、webサービスを用いたアートプジェクトの実施をしている。 15:22 鈴木雄貴 京都精華大学プロダクトデザイン学科卒業後、IAMASに入学、製品を取り巻く関係性について学び作品を制作、展示発表をおこなう。現在は京都のユーザーインタフェースデザインファームであるsoftdeviceに勤務しつつ、個人ではアーティスト・イン・レジデンスのサポーターとしてメディア・オーサリングなどで制作に関わっている。 17:28 木内俊克 1978年東京都生。建築家。木内俊克建築計画事務所主宰。インテリア・建築から都市計画に至る領域横断的なデザインの実践を行う。 T_ADS東京大学大学院建築学専攻 Advanced Design Studiesプログラムアソシエイト。東京理科大学非常勤講師。東京大学大学院修了後、Diller Scofidio + Renfro、R&Sie(n) Architects勤務を経て現職。 20:58 永田康祐 1990年愛知県生。 T_ADS東京大学大学院建築学専攻 Advanced Design Studiesプログラムアソシエイト。東京芸術大学芸術情報センター非常勤講師。東京芸術大学大学院修了後、現職。2012年より作家ユニットgh/eとして活動。彫刻やインスタレーションなどを発表している。 24:41 松井茂 1975年東京生まれ。詩人として、近年はサウンド・デザイナー、映像作家との協業による制作を行う。研究者としては、映像メディア学に基づいて、マス・メディアを分母とした現代芸術の表現動向に着目し、研究に取り組んでいる。 仲井朋子 音楽家。ライブ・コンピュータ作品、マルチ・メディア音楽作品を中心としたコンサート活動を展開している。 27:04 山本悠 美術家。2013年、主演作品「悠になりたかった犬」でドラマデビュー。 29:11 渡邉朋也 メディア・アート、ネット・アート、映像、ダジャレなど、さまざまな形態で作品を発表している他、谷口暁彦とともに、新宿・思い出横丁で発見されたメディアアートにまつわるエフェメラルでアンフォルメルなコミュニティ、思い出横丁情報科学芸術アカデミーの一員としても活動。近年参加した展覧会に「光るグラフィック」(2014/東京・クリエイションギャラリーG8)、「Affekte」(2014/エアランゲン・Kunstpalais Erlangen)など。 38:46 谷口暁彦 メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している他、渡邉朋也とともに、新宿・思い出横丁で発見されたメディアアートにまつわるエフェメラルでアンフォルメルなコミュニティ、思い出横丁情報科学芸術アカデミーの一員としても活動。主な展覧会に「[インターネット アート これから]」(NTT ICC、2012)「思い過ごすものたち」(飯田橋文明、2013) 「オープン・スペース 2014」(NTT ICC、2014)など。

スピーカーについて

砂山太一  京都市立芸術大学総合芸術学科特任講師。武蔵野美術大学建築学科スタジオ講師。東京芸術大学大学院美術研究科後期博士課程在籍。Ecole Speciale d’Architecture(パリ)修了後、JAKOB + MACFARLANE Architect 勤務を経て現職。 メディアやコンピュータを介した芸術表現のありように、作品制作や設計、大学での研究や展覧会企画等さまざまな形式を用いてアプローチしている。 マテリアライジング展は第1回よりすべて企画として関わる。

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