鈴木大拙館企画展「大拙先生の思い出」

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:33 に投稿

D.T0Suzukiとして知られる世界的な仏教哲学者・鈴木大拙(本名:鈴木貞太郎 1870-1966)。 当展は、晩年の鈴木大拙にとって「ともなる人」であった、岡村美穂子の語りを通じて、大拙の姿を紹介します。

日系2世の岡村美穂子が、当時アメリカを中心に活躍していた大拙と初めて出会ったのは、15歳のときでした。コロンビア大学にて、大拙の講義に接した少女は、眼鏡をはずしたり、本のページをめくる、その手の動きに「いつわりを知らない他の生き物のしぐさ」を感じ取ったといいます。出会いの年から大拙が亡くなるまでの問、15年にわたって大拙の仕事と生活を支え続けました。

そして大拙の没後、「先生」の業績をいまに語り伝えています。 「先生の思い出」とは、過去の人物の昔話ではありません。「ともなる人」が語るところに「先生」があらわれるといえるでしょう。「いまを生きる人」である大拙との出会いをつなぎます。

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