吉増剛造(よします・ごうぞう 1939‐)は、1960年代から現在にいたるまで、日本の現代詩をリードし続けてきました。その活動は、詩をはじめとすることばの領域にとどまらず、写真や映像、造形など多岐にわたり、私たちを魅了し続けています。
常にことばの限界を押し広げてきた吉増の詩は、日本各地、世界各国をめぐり、古今東西、有名無名の人々との交感を重ねる中で綴られてきました。本展は、「Ⅰ、詩集の彼方へ」「Ⅱ、写真を旅する」「Ⅲ、響かせる手」の三部で構成されます。吉増の各時代の代表的な詩集を柱とし、詩や写真をはじめとする作品群に加えて、関連するさまざまな表現者の作品や資料など約140点を展示することで、半世紀以上におよぶ吉増の活動を辿ります。
現代のみならず、古代の営みにまで遡ってさまざまな対象をとらえ、そこからかつてないビジョンを生み出し続ける吉増の視線、声、手は日常を越えた世界への扉を私たちの前に開くでしょう。
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