住所
東京都 港区 芝5-26-20
図面・文書・写真などの建築関係資料は、後に続く建築家や研究者にとって、建築について考えるための貴重な文化遺産であり、新たな建築や建築思想を構築するための重要な手がかりになりうるものです。しかし、日本においては、特に近現代の建築資料が、ほとんどの場合その存在すら知られないまま、散逸・消失の危機にさらされているのが現状です。そこで日本建築学会は、2003年1月に、それらの資料の蒐集・整理・保存・研究のための組織として、また、展示のためのギャラリーなどを活用して広く一般に建築についての情報を提供する場にすることも意図して、建築会館内に建築博物館を開設しました。
この建築博物館が収蔵の主な対象とする資料は、近現代の建築資料、それも特に図面(デジタル化されたものも含む)・文書・写真です。開設してからまだ1年ということもあって、これまでに蒐集したのは、伊東忠太資料や曾禰中條設計事務所の図面資料、山田守資料など、まだ少数ですが、建築界内外の人々のご協力をいただきながら、これからコレクションの充実を積極的に進めたいと考えています。あわせて、資料情報の保存や公開のため、コレクションのデジタル化も行う予定です。
また、近代の建築関係資料には大学や図書館などに保存されている例もあるので、それら既存の機関と連携しながら、建築関係資料の保存・研究の重要な拠点になることをめざしています。欧米では1960年代から建築博物館が整備されてきました。フィンランド建築博物館などはその代表的なものですが、それら世界の建築博物館との連携も視野に入れています。
日本建築学会の建築博物館は、ささやかながら、ギャラリーを併設しています。そこでは、建築博物館独自の企画によるものを含め、建築に関するさまざまな展覧会を開催し、建築についての情報を広く一般に発信する場として、また場合によっては隣接の中庭を活用しつつ、さまざまな人々が集える場として、活用したいと考えています。開館した2003年には26の展覧会(学会主催展は4回)が開催されました。
世界の建築博物館は、それぞれの国の建築界の状況や各館に求められる役割の違いを反映して多様です。日本建築学会の建築博物館も、日本の建築界や社会における建築の位置づけと無縁ではあり得ませんが、それらに対応するだけではなく、積極的に働きかけられる存在になることをめざして、多少時間がかかっても大切に大きく育てていきたいと考えています。
この建築博物館が収蔵の主な対象とする資料は、近現代の建築資料、それも特に図面(デジタル化されたものも含む)・文書・写真です。開設してからまだ1年ということもあって、これまでに蒐集したのは、伊東忠太資料や曾禰中條設計事務所の図面資料、山田守資料など、まだ少数ですが、建築界内外の人々のご協力をいただきながら、これからコレクションの充実を積極的に進めたいと考えています。あわせて、資料情報の保存や公開のため、コレクションのデジタル化も行う予定です。
また、近代の建築関係資料には大学や図書館などに保存されている例もあるので、それら既存の機関と連携しながら、建築関係資料の保存・研究の重要な拠点になることをめざしています。欧米では1960年代から建築博物館が整備されてきました。フィンランド建築博物館などはその代表的なものですが、それら世界の建築博物館との連携も視野に入れています。
日本建築学会の建築博物館は、ささやかながら、ギャラリーを併設しています。そこでは、建築博物館独自の企画によるものを含め、建築に関するさまざまな展覧会を開催し、建築についての情報を広く一般に発信する場として、また場合によっては隣接の中庭を活用しつつ、さまざまな人々が集える場として、活用したいと考えています。開館した2003年には26の展覧会(学会主催展は4回)が開催されました。
世界の建築博物館は、それぞれの国の建築界の状況や各館に求められる役割の違いを反映して多様です。日本建築学会の建築博物館も、日本の建築界や社会における建築の位置づけと無縁ではあり得ませんが、それらに対応するだけではなく、積極的に働きかけられる存在になることをめざして、多少時間がかかっても大切に大きく育てていきたいと考えています。
郵便番号
108-8414
アクセス数
0
1
1
緯度
35.64751274
経度
139.74626088